「ポータブル電源が欲しいけど高すぎる…」そんなあなたへ
キャンプや車中泊、防災用にポータブル電源が欲しい。でも、大容量モデルは20万円以上と高価で、なかなか手が届かない…。そんな悩みを持っていませんか?
実は、リチウムイオンバッテリー、インバーター、バッテリー充電器を組み合わせれば、市販のポータブル電源と同じ機能を持ちながら、半額程度のコストで大容量の電源装置を作ることができます!
「でも、DIYなんて難しそう…」と不安な方もご安心を。 この記事では、ポータブル電源を初心者でも簡単にDIYする方法を、具体的な費用やおすすめの機材とともに解説します!
今回目指すスペックは「Jackery ポータブル電源 2000」
このスペックを比較対象として選んだ理由は、公式サイトの記載によると、一般的な家電製品の99%以上を動かすことが可能で、3〜5人の家族に3日間程度の緊急電力を提供できるということで、家族3〜5人程度で週末旅行に行くにはピッタリの容量なのでこちらを対象とします。
まず、Jackery ポータブル電源 2000の仕様は以下のとおりです。(公式サイトより抜粋)
電池タイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
容量 | 45.6Ah/44.8V DC (2042Wh) |
サイズ&重量 | 約335×264×292 mm (約17.9 kg) |
2042Whの大容量、定格2200W(瞬間最大4400W)の高出力です。
電化製品の使用時間
- 電気ケトル(850w):2時間
- 炊飯器(330w):5.3時間
- 冷蔵庫(15〜520w):3.2〜72時間
- 電子レンジ(960〜1160w):1.5時間
- 液晶テレビ(60w):25時間
最大充電回数
4000回
お値段は2025年2月時点で「23万9800円」のようです。
(時々、期間限定で45%OFFなど超安売りしているのでその際は買いかもしれません)
解決策:リチウムイオン電池+インバーター+充電器で自作する
この方法のメリット
✅コストが半額程度に抑えられる
✅容量を自由に選べる
✅バッテリー交換や増設も簡単
機材選定
・リン酸鉄リチウムイオン電池(例:12V 200Ah)
AmpereTime 12V 200VAh Plusリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(76,999円)
※現在はLitimeというブランド名に改名されています
電池タイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
容量 | 45.6Ah/44.8V DC (2042Wh) |
サイズ&重量 | 約335×264×292 mm (約17.9 kg) |
2042Whの大容量、定格2200W(瞬間最大4400W)の高出力です。
- インバーター(DC12V→AC100V変換、容量は使いたい電化製品の最大電力に合わせる)
VYUAN(リョクエン)正弦波インバーター 12V 2000W/4000W(28,998円)
- バッテリー充電器(リン酸鉄リチウムイオン電池対応)(19,000円)
準備する道具と材料
- 端子圧着(9,582円)
- 配線2m(6,140円)
- 端子4個✕2(587円✕2)
配線図

設置イメージ

実際に使用してみた(検証)
以下の家電を10時間使用してみました。
家電 | 消費電力 |
テレビ(AC100V) | 50w |
照明(DC12V) | 26w |
FFヒーター(DC12V) | 7w(最弱モードでの使用) |
冷蔵庫(AC100V) | 50w |
合計 | 133w |
では気になる10時間後のバッテリー残量です。
残量:27% 残容量:554w(理論値)
バッテリーを0%まで使う場合、理論上は13.7時間利用できるので、一晩はもつ計算です。
(実際は一晩中、すべての家電を使い続けることはないと思うので一晩でバッテリーを空にすることはできないかもしれません)
ということで、今回のかかった費用は141,893円でした。
Jackery ポータブル電源 2000の価格239,800と比べると-97,907円安く電源を作ることができました。
いかがだったでしょうか、我が家は実際にキャンピングカーにこの仕組みを導入しています。
さらにソーラー発電+走行充電器を組み合わせることで自家発電可能なので外部充電は不要になります。
「日中は移動と太陽光で充電、夜は電力を消費」のサイクルを維持できれば継続して電源を使用できるので、車中泊にはお勧めの組み合わせです。
この仕組みはポータブル電源のように気軽に持ち運びはできませんが、車に据え置きしておけば、
車中泊や災害時の電源確保が容易になりますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
※あくまでも自己責任の範囲でお願いいたします



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