「スマホの充電が遅い…」「寝る前に充電したのに朝もまだ終わってない…」そんな悩み、ありませんか?
最近はバッテリー容量が増えていますが、従来の低出力や古い充電ケーブルを使い続けると、充電速度が遅くなる原因になります。
この記事では、「Anker Nano II 65W」「Anker PowerPortⅢ 65W」を使って、どのような機器が高速充電できるかを実際に使ってご紹介します。
Ankerの充電器はポータブル電源でも使用できるので、車中泊・キャンプ・災害時も使えます。
今回はスマホ(Iphone13ProMax)とパソコン(MacBookAir M2)、その他機器で実際に充電してみたいと思います!
1. スマホの充電が遅くなる原因とは?(Iphoneをベースにしています)
最近のスマホはバッテリー容量が増えています。
- iPhone 3G(1,150mAh) → iPhone 16 Pro Max(4,685mAh)

出典:https://greens-one.com/iphone-list-battery/23395/に掲載の情報をグラフ化しています
このようにバッテリーが大容量化する現在、古い5W充電器や低出力のUSBケーブルを使っていると、フル充電に何時間もかかります。

充電が遅くなる主な原因
- 充電アダプターの出力不足(例:古い5Wアダプター)
- 低品質なUSBケーブル(電流が流れにくい)
- スマホの設定やバッテリーの劣化
まあ、概ね上記1、2が原因だと思います。
つまり、最新のスマホには高出力の充電器+出力に対応したUSBケーブルを使うのが最適なのです!
ただ、充電器の選択を誤ると過充電や充電対象外機器など意図せぬ結果を招くため、事前によく確認する必要があります。
2. 高速充電で解決!Anker充電器のメリット
特徴
製品:「Anker Nano II 65W」
USBType-Cシングルポート(PowerIQ3.0対応)

製品:「Anker PowerPortⅢ 65W」
USBType-Cポート(PowerIQ3.0対応)×2ポート、USBType-Aポート(PowerIQ2.0対応)×1ポートの計3ポート

✅最大65Wの高出力→iPhoneやiPadだけでなく、パソコン(MacBook等)も充電可能
✅純正充電器より高出力
✅コンパクト→一般的な65W充電器よりやや小さい。
✅発熱が少ないGaN II採用→長時間使用しても安全。熱くはならない。
✅PowerIQとPD・QCへの対応→充電する機器に負担をかけない効率的な充電。
PowerIQとは?
PowerIQとは?
PowerIQは、Anker独自の充電技術で、接続したデバイスを分析し、そのデバイスに最適な電力を供給する機能です。簡単に言うと、「どの機器にどれくらいの電力を流せば最も速く安全に充電できる判断してくれる」技術です。
それどうやって判断するの?
スマート充電チップが充電器に組み込まれており、このチップが接続された機器を即座に認識し、その機器に適した最大のスピードでの急速充電を可能にするようです。
USB PD(USB Power Delivery)、QC(Quick Charge)との違いは?
USB PDとQuick Chargeは規格であり、PowerIQは充電器に搭載された技術のことをいうと
ご理解ください。ちなみにPowerIQ3.0でUSB PD、Quick Charge2.0/3.0規格は全ての充電が可能なようです。
(とある記事にはUSB PDの一部で対応していない機器があると書かれていたのでその点ご注意ください)
🔹USB PD(USB Power Delivary) ※国際規格
USB Type-C端子のみで対応している給電規格の一つです。
5V/9V/15V/20V/28Vの中から自動で出力電圧と電流を調整してモバイル端末やノートPCまたは、
大型デジタル機器などのバッテリーを急速充電できる規格です。この規格に対応しているUSBケーブ
ルや端末でなければ使用できません。
<充電条件>
USB PD対応デバイス
USB PD対応USBケーブル
USB PD対応アダプタ
🔹QC(Quick Charge)※Qualcomm(米国企業)が作った規格
Quick Charge(QC)であれば、急速充電規格への機器側の対応・非対応を自動的に判別し、電圧や電
流を自動で調整しながら急速に充電をする事が可能な規格です。
QC2.0(Quick Charge 2.0)以降は、充電器側が5V/9V/12V/18V(20V)の中から自動で電圧を選択し
て、モバイル機器などの急速充電を行います。
<充電条件>
QC対応デバイス
3A若しくは5Aの電流に対応したケーブル
QC対応アダプタ
3. 【実験】どのくらい急速充電できる?
私は車中泊でポータブル電源を活用していますが、Anker Nano II 65Wを組み合わせたことで、充電環境が劇的に改善しました。
スマホの充電
以前は古い5W充電器や低出力のUSBケーブルで充電していましたが、スマホの充電が遅く、夜に充電を忘れると翌朝困ることも…。
まず、Anker Nano II 65Wで実験してみます。
スマートフォン機種: Iphone13 Pro Max
バッテリー残量 :33%
ちなみにIphone13 Pro Maxはバッテリー容量4,352mAhなのでIphoneの中でも歴代5番目に
大容量の機種です。

以下は私のIphone13ProMaxを充電した際の消費電力グラフです。
ポタ電に表示される消費電力はAC100V機器への変換ロス分も加算されるので、
正確性を担保するため電力チェッカーで測定しました。
🔹Anker NanoⅡ65Wでの測定結果
最大充電電力は29Wでした。充電が進むとともに消費電力は段階的に下降しています。

満充電までの時間は33%→100%まで1時間10分程度でした。
これでは早いのか遅いのか特性がいまいちわからないので、比較対象としてApple純正の充電器(急速充電)でも充電してみました。

🔹Apple純正のUSBType-C充電器(20W)での測定結果 ※純正の高速充電器です
最大充電電力は21.8Wで、こちらも充電が進むとともに消費電力は下降しました。

満充電までの時間ですが、
Iphone13 Pro Maxを32%→100%まで1時間40分程度でした。
Apple純正の充電器と比べるとAnker充電器は30分早く充電を完了したという結果になりました。※0%から充電するともう少し差が開くかもしれません。
徐々に充電電力が下降しているのは、バッテリーを保護するためなんでしょうね。
大変勉強になります。
MacBookAir M2の充電
次に愛用しているMacBookAirです。
外に持ち出す際、直前で充電なんてことが頻繁にあります・・。なのでなるべく早く充電したい。
そんな悩みが解決できるか,ポートが3つのAnker PowerPortⅢ 65Wで実験してみます。
PC : MacBookAir M2
バッテリー残量 :55%

🔹Anker PowerPortⅢ 65Wでの測定結果
最大充電電力は68W※で、こちらも時間とともに減少。
55%から100%まで1時間20分程度要しました。
※充電電力がIphone13 Pro Maxより高いのは、PowerIQが機器の最適電力を判断して
導き出した結果だとなんだ思います。(さりげなく65W超えてますね)

こちらも早いのか遅いのか具体的な特性がわからないので、Apple純正の充電器でも充電してみました。

🔹Apple純正30W USB-C 充電アダプタ ※純正の高速充電器です
最大充電電力は31.4W※で、結構な55分間は高負荷で充電し、徐々に下降しました。
55%から100%まで1時間30分程度要しました。
Anker充電器と特性が全く異なる点が興味深いですね。

これで少なくともApple製品は純正充電器よりも効率的に充電できることは確認できました。
※Android製品はもっていないので特性を測れませんでした。ご了承ください。
その他の機器の充電
結論からいうと、USB PDに対応していない機種はPowerQI3.0ポートで充電することは不可でした。
そのため、”PowerQI3.0ポート”ではダイソーCOBライトやポータブル加湿器の充電はできませんでした。
「Anker PowerPortⅢ 65W」のUSB Type-Aポート”PowerQI2.0ポート”では充電可能でした。
こちらはPUSB PD非対応機器も充電できるようです。

念の為、充電特性を計測してみました。
🔹ダイソーCOBライト
最大2W(98V×43mA)・・・約20分で満充電
充電電力的に容量が少ないだけで高速充電とは言えなそうです。

🔹ポータブル加湿器
グラフがなんか変ですが最大5Wで約3時間で満充電となりました。高速充電ではないですね。
波形がなんか変ですが・・・これ以上深掘りはやめます。

5. 結論&おすすめセット
スマホの充電が遅いと感じているなら、「充電器+ケーブル」を変えるだけで解決することが多いです。
また、高速充電できるのはUSB PD対応機種と考えた方が良いです。
🔋私の考えるおすすめ急速充電セット
✅ スマホ、PC充電だけであればAnker Nano II 65W(高出力&コンパクト)
✅ その他のUSB PD対象外機器の接続および同時充電したい場合、Anker PowerPortⅢ 65W
✅ Anker PowerLine III Flow USB-C (100W対応&絡みつき耐久性抜群)
✅ ポータブル電源(車中泊・災害時も安心)
この組み合わせなら、自宅でも外出先でも快適に高速充電できます。
ぜひ、このセットを導入して、充電ストレスを解消してください!
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