キャンプで薪ストーブを使う魅力といえば、暖房性能の高さや炎の癒し効果ですが、調理もできれば一石二鳥。さらにピザまで焼けるとなれば、一石三鳥の便利アイテムですよね。
「暖かさだけでなく、調理にも使える薪ストーブが欲しい」「冬キャンプで快適に過ごせるストーブを探している」「炎を眺めながらのんびりした時間を楽しみたい」こうしたキャンパーの悩みを解決するのが、今回紹介する『新保製作所 ロマン力ル薪ストーブ』です。
倉庫やガレージに常設して利用する想定で作られているので、普段使いや災害時にも重宝します。
今回は、そんな理想を叶える薪ストーブ『新保製作所 ロマン力ル薪ストーブ』を実際に使ってみたので、使い勝手や調理性能を徹底レビューします。
製品概要
製品スペック
製品名: 新保製作所 ロマン力ル薪ストーブ(opposite)
サイズ: 奥行665×巾380×325mm
重量: 約14.8kg
材質: ボンデ合板
燃料: 薪
暖房面積:6〜30畳

主な特徴
- 大きな耐熱ガラス窓で炎を鑑賞可能
- 天板で煮炊き、焼き物が可能
- ピザを焼けるオーブン機能付き
- コンパクトながら高い暖房性能
ガレージで実際に使ってみた!
着火のしやすさ
着火は着火剤と細く割った焚付を使えば比較的簡単で、適度な乾燥薪を使えばすぐに燃え上がります。

ちなみに私はFiresideの着火剤を愛用しています。
薪を投入するのは前面の扉から入れたほうがやりやすいです。
あとかなり暑いのと服がすすで汚れるので素手ではやらずに皮の耐熱グローブを着用することをお勧めします。

あと煙突から煙はそこそこ出ます。
キャンプで使用する際は少し高めに煙突を設置した方が、他のキャンパーの迷惑にならないかもです。

調理性能の検証
ピザを焼いてみる
専用のオーブン機能を活用し、冷凍ピザを焼いてみました。
ピザオーブンには専用のピザストーンがあり、まずこれが温まるまで待ちます。
40分程かかりました。
ピザを入れると10分くらいで焼けます。
ピザの生地がパリッと仕上がり、チーズも程よく溶けて絶品でした!
スーパーで売っているピザの大きさであれば焼けると思います。

鍋料理やフライパン調理
着火から20分ほどで天板が400度くらいになったので、野菜を炒め、同時に袋麺を茹でてみました。

スープや煮込み料理は普通にできます。
天板に五徳を乗せれば弱火調理もできるため、シチューやカレーなどじっくり火を通したい料理にも最適です。
お湯を沸かすスピード
冬キャンプで重宝するのがお湯を沸かせること。1Lの水を約15分ほどで沸騰させることができました。
暖房性能
天板の最大400度程まで上がりました。
鋳物とは異なり鉄板が薄いので、天板の温度が変化(上がり下がり)が激しいです。
1時間30分の使用で25畳のガレージが10℃から15℃までは上昇しました。
テントの中で使う場合、200〜300度で使うと心地良いと思います。
燃焼時間と燃費
このくらいの薪の量が1.5時間ほどで燃焼しました。 ※全て広葉樹です

メリット・デメリット
メリット
- 調理&暖房の両立ができる
- 大きな窓から炎を眺められる
- 本格的なピザが焼ける
- 頑丈な作りで長く使える
デメリット
- 価格がやや高い ※私はオプションすべてつけたので7万円ほどかかりました
- 煙突が温まらないと薪投入時に煙が漏れて結構煙たくなります ※すべての薪ストーブに言えます
- 煙突設置が手間 ※すべての薪ストーブに言えます
- 薪ストーブの鉄板が比較的薄いので温度変化が激しい
まとめ:こんな人におすすめ!
常設での利用
- ガレージや倉庫に薪ストーブを常設したい人
- DIYできる人(壁からの煙突穴あけ、眼鏡石設置)
キャンプでの一時的な利用
- 炎のゆらめきを楽しみながらキャンプをしたい人
- テントの中でキャンプ飯を同時調理したい方レベルアップしたい人
- 冬キャンプでも快適に過ごしたい人
『ロマン力ル薪ストーブ』は、単なる暖房器具にとどまらず、調理器具としても活躍するストーブです。特にピザを焼いてみたい人には最適です!
薪ストーブでより快適な時間を過ごしたい方は、ぜひ導入を検討してみてください!




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